日本語・介護教育
EPA専門でやってきたからこそわかる!
教育がうまくいかない理由
外国人労働者の受け入れへの門戸がどんどん開かれているようにも見受けられる昨今ですが、
どの受け入れルートで比較しても、「介護」分野は他の職種と比べ、
明らかに伸び悩んでいるのが実状です。
2年前に新設された「特定技能」ビザの統計だけを見ても、
2021年3月末時点で「介護」分野は累計1,700人程度。
政府が当初かかげていた「5年間で34万5150人」という目標には、
遠く及ばない数値となっています。
なぜなら「介護」分野は、「技術」だけでなく
「日本語でのコミュニケーション能力」が求められるぶん、
他の職種よりも入国要件が厳しく、受け入れ側にとっても、外国人にとっても
ハードルが高い業界となってしまっているからです。
そんな中で人材の確保を安定させていくためには、
新規採用だけでなく、今いる外国人介護士への教育、
定着支援が重要になってくることは、言うまでもありません。
そして外国人に対しては、やはりいちばん重要なのは、日本語教育です。
弊社はほぼEPA専門で、200人以上の候補者の教育に携わってきましたが、
「教育がうまくいかない…」というお悩みは、
おそらく全国の教育担当者の方に共通していると思います。
なぜうまくいかないのか?
それは、無意識のうちに「日本語教育」と「介護教育」は別物だと
考えてしまっているからではないでしょうか?
実際に全国の事業所様にお話を聞いていると、
日本語は日本語、介護は介護で別々に教育されているケースが多く見受けられます。
「絶対にN2に合格する!」などの目標設定が、けっして悪いわけではありません。
しかし、何よりも優先させなければならないのは、
やはり「介護現場で通用する日本語」を習得することです。
そのためには、日本語と介護の教育をうまく組み合わせ、
双方の学習が良い相乗効果を生み出せるような工夫が必要です。
弊社の提供するプログラムでは、JICWELSのカリキュラムに則り、
「日本語」と「介護」、どちらの知識も持ち合わせた講師陣が指導を行っています。
国家試験に受からない限り「日本にいられる期間」が制限され続ける
外国人介護士にとって、「遠回りをしない」学習は必要不可欠です。
とはいえ、実際に講師と一緒に勉強できる時間は限られており、
必要な知識のすべてが講義の中にあるわけでもありません。
このプログラムでは、現場の教育担当者様ともタッグを組みながら、
働きながら学んだ知識が国試合格に自然とつながるよう、
合格発表のその日までともに走り抜けます!