日本の介護福祉士養成校に通う留学生は、
学校を卒業すると、「介護」という在留資格を取得できます。
学校によっても異なりますが、一般的な入学条件として
「日本語能力試験N2以上」もしくは「日本語学校に6ヶ月以上通った」ことが求められるため、
実際には、来日後にまずは日本語学校に1年~2年通った後、
介護の専門学校に進む留学生が大半となっています。
また、卒業後に資格認定を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
①「介護福祉士」の資格を取得していること(令和8年度までは、学校を卒業するだけでOK!)
② 職務内容が「介護」または「介護の指導」であること
③ 就労先から日本人と同等額以上の報酬を受けられること
「介護福祉士」の資格取得が最終ゴールで、就労先も決まっている必要があることから、
実際には、自分で学費を払って留学している学生はほぼおらず、
就労先の法人がスポンサーになっている場合がほとんどです。
「介護福祉士」の資格を取るまで
留学生は、日本語学校・養成校に通学している時から、
介護施設・病院でアルバイト(週28時間以内、長期休暇中は週40時間以内)ができるので、
専門知識を学びつつ、現場の仕事にも慣れていくことができます。
専門学校の学費は、修学資金貸付制度(都道府県によって条件は異なる)を利用すれば
学費や入学準備金・就職準備金を無利子で借りることができます。
卒業後は、高度人材(介護福祉士)として即活躍できますし、初日から配置基準に加算できます。
また、在留期間は繰り返し更新できますので、日本で永続的に働くことができます。
技能実習等と違い、就労先の自由度が高く、
系列の病院やグループホーム等でも働けることも、大きなメリットです。
じゃあ、どんな人が申し込めるの?
留学生は、政府や国内外の調整機関を通さずに、外国人を採用できる唯一の制度です。
よって、受け入れ側に求められる条件等は特にないのですが、
近隣に日本語学校・養成校がない場合は、通学時間がネックになってしまう場合があります。
また、「留学」ビザ自体は、N5レベルがあれば申請できるため
一見、門戸が広く開かれているようにも見えますが、
出稼ぎ目的の「偽装留学生」、失踪などの問題が相次いだため
現在は入管のビザ審査がかなり厳格化されており、
実際には、スポンサーからのサポートを受けられる
優秀な人材だけが確実に来日できるルートとなっています。
受け入れを成功させるためには?
留学生の場合、入国した時点の日本語レベルは様々ですが、
専門学校の授業内容を理解するためには、
やはり入学時にN3~N2レベルに達している必要があります。
近年は日本人が集まらず、定員割れで苦しんでいる養成学校へ
日本語レベルが不十分なまま入学し、苦労しているケースも散見され、
「来日前にどれだけ日本語レベルを上げられるか」が重要になってきます。
弊社では、医療系学校の卒業生や、介護職経験のある優秀な学生を対象に、
現地にて日本語の基礎教育を終えた後、留学生として日本に送り出しています。
また、公的機関に代わり、奨学金契約、教育機関との提携の取り交わし、
候補者の日本語学習や日常生活まで、間に立ってサポートさせていただきます。
※2021年4月に受け入れを決めた場合の目安
現在、令和5年度(2023年度)就労開始となる候補者の教育を実施中!
面接会は9月頃を予定しています。
どうぞお気軽にお問い合わせください!!